北原音楽事務所

北原幸男/Yukio Kitahara

プロフィール

尺八奏者二代目北原篁山の長男として生まれる。

桐朋学園大学卒業。卒業後NHK交響楽団指揮研究員となる。秋山和慶、尾高忠明、小澤征爾、ブジャーヌ、ピーチニクの各氏に師事。

1985年プラハの春国際コンクール第3位入賞。1985年から1992年までインスブルック・チロル歌劇場専任指揮者として活躍。その後1992年ドイツ・アーヘン市立歌劇場の常任指揮者、1993年には音楽総監督に就任し、1996年まで務めた。その間、プラハ、ハノーファー等の歌劇場、リンツ・ブルックナー管、北ドイツ響、北イスラエル響、ブカレスト・フィル、北欧エストニア、中米ホンジュラスなど世界各地の40以上のオペラハウス、オーケストラに客演を重ねる。国内でも、NHK交響楽団、東京交響楽団、新日本フィルをはじめ多くのオーケストラに招かれるとともに、新国立劇場、びわ湖ホール、関西二期会などのオペラ公演を指揮し高い評価を得ている。

NHK交響楽団「ショスタコーヴィチ:交響曲第11番」、東京都交響楽団「ショスタコーヴィチ:交響曲第5番」、東京交響楽団「信時潔:交声曲海道東征」他多数のCDをリリース。グローバル音楽奨励賞、下總皖一音楽賞受賞。

2008年宮内庁楽部洋楽指揮者に就任、天皇皇后両陛下主宰の国賓を招いての宮中晩餐会、午餐会、洋楽演奏会の指揮者を務める。また、2019年11月10日「祝賀御列の儀」パレードでは、天皇皇后両陛下が宮殿を出発される際、自身が作曲した御即位を祝う奉祝行進曲「令和」を指揮した。

2015年新潟県音楽コンクール審査委員長就任を皮切りに、コンクール審査委員も多数務める。現在、武蔵野音楽大学教授、宮内庁楽部洋楽指揮者、二期会オペラ研修所講師、新潟県音楽コンクール審査委員長、埼玉県富士見市文化芸術アドバイザー。